野上が女子マラソン銀メダル、世界女王チェリモが金 アジア大会
このニュースをシェア
【8月26日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian Games、Asiad)は26日、陸上女子マラソンが行われ、野上恵子(Keiko Nogami)が2時間36分27秒で2位に入り、銀メダルを獲得した。
昨年の第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)を制したバーレーンのローズ・チェリモ(Rose Chelimo)が、2時間34分51秒で金メダルを獲得した。
田中華絵(Hanae Tanaka)は、2時間42分35秒で9位に終わった。
ケニア出身のチェリモは、スローペースな展開となったレースの25キロ過ぎに集団から抜け出すと、独走してフィニッシュした。
しかしながら、チェリモはジャカルタの暑さと空気の悪さに苦しんだとし、「きつかったです。暑すぎました。喉に違和感もあります。空気は息がしづらい感じがします」と語った。
「走りきれるかなと思いましたが、気持ちを立て直して、走り続ける希望を見いだしました。けがすることなく走り切れたことを神に感謝します」
チェリモがフィニッシュした後に競技場へ戻って、約1分半の差をつけられた野上は、ケニア生まれのチェリモに敗れたことで感情が害されはしないかと問われると、答えに窮した。
「そうかもしれませんが、国籍にかかわらず彼女が最初にゴールしたので。それよりも自分の足りないところに着目すべきだと思います」
早朝のスタートだったとはいえ、野上も暑さについては不満を漏らした。
「終盤にサングラスを投げた時、目が本当に痛みました。大気の汚れが理由だとは感じていましたが、正直なところ暑さはそれ以上にひどかったです」 (c)AFP