【8月26日 AFP】赤茶色にとび色、ストロベリーブロンドも──フランス北西部ブルターニュ(Brittany)地方シャトージロン(Chateaugiron)で25日、あらゆる赤毛の人たちが集まるフェスティバル「レッドラブ(Red Love)」が初開催され、1200人近くが来場した。

「自分と同じような人々」と過ごすために来場したというシモンさん(32)は、「私は生まれた時から赤毛で、これからもそのままでいるつもり。私も周りのみんなと同じように美しいから」と語る一方、「幼い頃は『ニンジン頭』みたいなあだ名で呼ばれてからかわれた。太っている子と同じように」と打ち明けた。

 オランダのイベント「赤毛の日(Roodharigendag)」で知り合った友人3人と来場したリアムさんは、「15歳になるまで赤毛が嫌だった」と告白した。赤くて長い顎ひげを蓄えたリアムさんは「今は(赤毛の)子どもを見かけたら励ましている。彼らに自分と同じような孤立感を味わってほしくないから」と前向きに語った。

 レッドラブではコンサートのほか、ウエディングドレスを着た赤毛の人18人によるブライダルファッションショーなどの催しが行われた。

 主催者のパスカル・サクル(Pascal Sacleux)さんは、「いつの日かみんなが自分の理不尽さや愚かさに気付き、赤毛をだしにしたジョークが過去のものとなること」に期待を寄せた。(c)AFP /Wafaa ESSALHI