【8月26日 AFP】18-19フランス・リーグ1は25日、第3節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は3-1でアンジェSCO(Angers SCO)に勝利した。今季初めてそろった豪華3トップが全員ゴールを決め、中でもキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が前節に続いて決定的な仕事をしたPSGが、開幕3連勝を飾っている。

 エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が今季初出場し、エムバペ、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)と前線で組んだPSGは、カヴァーニのゴールで序盤に先制したが、前半のうちにPKからアンジェのトマ・マンガニ(Thomas Mangani)に同点ゴールを許した。

 それでもPSGは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)制覇後、初めての先発となったエムバペが52分にボレーシュートで貴重な勝ち越しゴールを挙げると、さらにはエムバペのアシストからネイマールの得点も決まり、勝ち点3をつかんだ。

 連覇を目指すPSGはこれで3連勝。「MCN」トリオが全員ネットを揺らし、新指揮官のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督にとっても大きな手応えのある試合となった。監督は「順当な勝利だが、今回も難しかった。今週はハードな練習をしてきたこともあって、選手がフレッシュではない場面があった」とコメントした。

 ネイマールがけがで昨季終盤を棒に振ったため、トリオがそろってプレーするのは半年ぶり。この日はアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)も先発に名を連ねたが、クラブがこの4人の獲得に5年間で費やした資金は5億ユーロ(約647億円)を優に上回っている。

 監督は「今の私にとって重要なのは、『ネイ』がアンヘル、キリアン、『エディ』の主力3人とともに出場すること。全員が共存できる形を見つけたい」と話した。

 またトゥヘル監督は、この夏に獲得した同じドイツ出身の若手DFティロ・ケーラー(Thilo Kehrer)にも新チームデビューの機会を与えた。ケーラーはドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke 04)から3700万ユーロ(約48億円)でPSGに加入している。(c)AFP/Andy SCOTT