【8月23日 AFP】男子テニスのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が、自身のコーチ陣に四大大会(グランドスラム)通算8勝を誇るイワン・レンドル(Ivan Lendl)氏を招へいた。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)の開幕が迫る中、21歳のズベレフは自身のインスタグラム(Instagram)にレンドル氏と一緒に撮ったチームの写真を投稿し、「イワン・レンドル、僕のチームへようこそ」とつづった。

 現在世界ランキング4位につけているズベレフだが、27日に開幕する全米オープンでは一度も2回戦を突破することができておらず、今年こそ好成績を収めたいと意気込んでいる。

 これまでズベレフは、元世界ランク1位のファン・カルロス・フェレーロ(Juan Carlos Ferrero)氏から指導を受けていたが、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)3回戦でチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)に敗れた後、たもとを分かっていた。

 グランドスラムでの最高成績は今年の全仏オープンテニス(French Open 2018)で記録したベスト8となっているズベレフは、レンドル氏の役割について詳細を明かしていないが、過去に元世界1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と2期にわたりタッグを組んでいた同氏は、経験に富んでいる。

 レンドル氏がコーチを務めた間に安定感を増したマレーは、2012年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2012)を制したほか、2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)では、英国人として1936年のフレッド・ペリー(Fred Perry)氏以来となる大会制覇を果たした。(c)AFP