【8月24日 東方新報】魚をさばくことが上手な「殺魚弟(訳:小さな魚屋さん)」として中国のインターネットで有名だった孟凡森(Meng Fansen)さん(18)は7月31日午後6時ごろ、家族と激しいけんかの直後、劇毒の除草剤を飲み込んだ。

 一時は重度の中毒に苦しんでいたが、病院で手当てを受けた結果、容体は快方に向かっているという。

 事件の9日後、凡森さんは山東大学(Shandong University)斉魯医院の病室に横たわっていた。数分毎に体を左右に動かし、「頭が痛い、苦しい」とうめく。声はかすれ、息が細い。

 2010年、当時まだ10歳だった少年は、父親の孟長青さんの鮮魚商を手伝っていた。たまたま魚をさばいている姿がインターネットで拡散し、一躍有名に。凡森さんの魚をさばく手つきの巧みさと眼つきの鋭さが尋常ではない、とネットユーザーは盛り上がった。

 8年の歳月が過ぎ、「殺魚弟」は農薬を飲んで自殺を図る画像で人々の視野に戻ってきた。人々は、過去に報道された少年の成長記録と今回の自殺未遂の間にどんな結びつきがあったのか、その背後にあった動機と原因に考えをはせる。

「この数年来、息子の心の変化に気が付いていなかった」。病室で日夜、添い続ける少年の両親は、困惑と混沌の中にいる。