【8月13日 AFP】フランス環境省は12日、リサイクルされないプラスチック製包装材を使った商品に罰金を上乗せする制度を来年から導入する意向であることを明らかにした。2025年までに国内で使用されるプラスチックをリサイクル可能なものだけにする方針の一環だという。

 ブリュヌ・ポワルソン(Brune Poirson)国務相・環境連帯移行大臣付副大臣によると、この制度は今後数年間で実施される予定の施策の一つで、新しい制度ではリサイクル可能なプラスチックで包装された商品のコストは最大10%削減できるという。

 プラスチックごみによる海洋汚染の様子や、買い物客が商品のプラスチック包装をスーパーの店外に全て捨てていく「プラスチックアタック」と呼ばれる消費者運動などが近年ソーシャルメディア上で取り上げられており、世界中で政治的な話題となっている。

 フランスでプラスチックアタックを行う団体の主催者であるファニー・ビスマラ(Fanny Vismara)さんは新制度導入について、「リサイクルというだけでプラスチックの削減ではないため、一つの解決策ではあるが不完全」と指摘し、ガラスであればプラスチックと違って「無限にリサイクル可能」だとの見解を示した。

 また別の環境団体の関係者は取材に対し、「リサイクルは必要だが十分ではない。過剰包装や使い捨て容器などの使用をやめ、さらに厳しい対策を取ることが必須だ」と語った。

 フランスでは堆肥にできないプラスチックのレジ袋をスーパーで使用することはすでに禁止されており、消費者にはバッグ持参で買い物することが推奨されている。ただ、過去10年で包装材をはじめとするプラスチック製品の生産量は世界全体で4割以上増加している。(c)AFP/Julien DURY