【8月13日 AFP】18-19フランス・リーグ1は12日、開幕戦が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は3-0でカーン(SM Caen)を下した。ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)にもクラブでは2月以来となるゴールが生まれ、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)新監督を迎えた昨季王者は快勝で新シーズンをスタートさせている。

 この日のPSGは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)を制したフランス代表のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)、プレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)、GKアルフォンス・アレオラ(Alphonse Areola)がキックオフ前に優勝トロフィーのお披露目を行ったものの、試合自体は欠場。また、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)とマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)も不在と本来の主力を何人か欠き、若手が先発に起用された。

 それでもチームは試合開始わずか10分、昨季はリーグ戦20試合に出場して19ゴールを挙げた後、足の骨折でシーズン終盤を棒に振ったネイマールが、PSGではおよそ半年ぶりの先発出場から先制点を記録した。

 さらにPSGは、前半の終盤にアドリエン・ラビオ(Adrien Rabiot)が追加点を決めると、最後はバロンドール(Ballon d'Or)受賞者で現リベリア大統領のジョージ・ウェア(George Weah)氏の息子、ティモシー・ウェア(Timothy Weah)のリーグ戦初ゴールで快勝劇を締めくくった。

 本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)のゴールマウスに初めて入った新加入のジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)も何本か鋭いセーブを見せ、チームはウナイ・エメリ(Unai Emery)前監督の後任として2年契約を結んだトゥヘル新体制の船出を白星で飾っている。

 主将のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)は仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対して「インテンシティーの高い、良い試合ができた。特に前半は良かった。後半は少しペースダウンしたが、まだみんな100パーセントではないから仕方がない」と話した。

「合流が遅かった選手もいるし、そうした選手はまだ万全ではない。例えば僕がそうだ。試合が終わる頃には何度も足がつっていたよ。だけどきょうの試合については、みんなよくやったと思う。今後はもっと良くなっていくはずだ」 (c)AFP/Martyn WOOD