【8月3日 AFP】失意のサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)を終えたブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は2日、所属するフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に合流するため中国に到着し、絶叫する多数のファンから歓迎を受けた。

 カナリアイエローのパーカを着た世界最高給選手のネイマールは、空港スタッフと一緒に写真を撮った後、到着エリアで熱烈な歓迎を受けた。ネイマールがツイッター(Twitter)で紹介した映像では、自身がスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やブラジル代表、PSGのユニホームにサインし、その後ボディーガードや警備スタッフに誘導されてその場を後にする姿が映されている。

 ネイマールは中国・深セン(Shenzhen)で4日に行われるASモナコ(AS Monaco)とのフランス・スーパーカップ(Trophee des Champions 2018)を前にPSGに合流。足を負傷し、PSGで最後に出場した今年2月の試合からは5か月以上が経過している。ネイマールはW杯には出場したが、ブラジルは準々決勝でベルギーに敗れ、自身もその芝居じみた行動が広く嘲笑されるなど、厳しい大会を送った。

 ネイマールはW杯で味わった失望感について、「ボールを見るのもイヤだったし、試合を見る気にもならなかった」とインタビューで明かしている。しかし、この日にネイマールが受けた熱狂的な歓迎は、中国での人気がいまだ損なわれていないことを示した。(c)AFP