【8月12日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するジェラール・ピケ(Gerard Pique)は11日、同国代表からの引退を表明し、その決断はルイス・エンリケ(Luis Enrique)氏の代表監督就任でも変わることはなかったと明かした。

 31歳のピケは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝トーナメント1回戦のロシア戦で、スペイン代表として自身最後となる通算102試合目に出場した。

 スペインはW杯の開幕直前にフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)元監督を解任し、フェルナンド・イエロ(Fernando Hierro)氏が一時的に監督を代行。大会終了後に、エンリケ氏が新監督に就任していた。

 12日に開催されるセビージャFC(Sevilla FC)とのスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2019)を前に、ピケは「彼(エンリケ監督)とは1、2週間前に話した。決意はすでに固まっていることを伝えた」と明かした。

 2010年のW杯を優勝したスペインの選手ではシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)やアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)といった選手がすでに代表から引退しており、このほどピケもそうしたメンバーに名を連ねた。

 ピケはカルレス・プジョル(Carles Puyol)氏とともに最終ラインで協調関係を築き、2010年W杯での初優勝と欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)の制覇に重要な役割を果たした。

 またピケは「欧州選手権とW杯は素晴らしい舞台だった」と加えた。

「こうしたすべての成功に関わることができ、とても幸せだ。しかし、これからはバルセロナでのプレーに集中したい。ここでの時間はあと数年残っているし、より良いものにしたい」 (c)AFP