【8月3日 AFP】フランスの首都パリの空港で1日、フランスの有名ラッパー2人とそれぞれの同行者らの間で乱闘が発生し、同空港の発着便に遅れが出た。これを受けて2人を含む計12人は、3日になっても引き続き身柄を拘束されている。

 騒動が起きたのは、オルリ空港(Orly airport)。空港利用客らが撮影し、ソーシャルメディアに投稿した動画には、同国有名ラッパーのブーバ(Booba、41)とカーリス(Kaaris、38)らが、免税店や待合ラウンジで乱闘する様子が捉えられている。

 夏季休暇の真っただ中で混み合う出発ロビーの一時閉鎖を余儀なくされた同空港は、公序良俗違反の申し立てを行っているという。

 検察当局は翌2日、同日夜にスペインのバルセロナでパフォーマンスを行う予定だったブーバとカーリスに加え、同行の計10人の勾留期間を延長すると発表した。

 2人は2011年に知り合って以来、ソーシャルメディア上で対立を繰り返し、互いをからかったり、けんかで決着をつけなければならないと威勢を示し合ったりしてきたという。(c)AFP/Marie DHUMIERES