【8月1日 AFP】先月30日に実施されたジンバブエの総選挙の公式な中間結果が1日、発表され、与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)が大半の議席を獲得したことが明らかになった。その一方、大統領選については開票作業が続けられているが、最大野党・民主変革運動(MDC)は不正行為が広く横行していたと主張している。

 国営放送局ZBCは、「ジンバブエ選挙委員会(ZEC)が議会選について、新たに50議席の集計結果を発表し、これまでのところ153議席の結果が判明した。153議席のうち、ZANU-PFが110議席を獲得した一方、MDCの陣営は41議席を獲得した」と報じた。

 ジンバブエの下院議会は定数210議席。

 MDCは議会選の結果に対して、これまでのところ反応を示していない。しかし同党の党首で大統領選に出馬しているのネルソン・チャミサ(Nelson Chamisa)議長は1日、大統領選の結果がでっち上げられていると訴えていた。(c)AFP