■「合意の上だった」と章氏

 章氏は、「告発は事実ではなく、強制的なことは一切していない。互いに合意の上の『一夜の恋』。若い女性の、スターに対する敬慕の気持ちの表れだったのでは」としている。

 章氏の代理人を務める北京市漢鼎聯合法律事務所の張慶方(Zhang Qingfang)弁護士はコメントを発表し、「告発された事実は存在しない。証拠を提供して法的プロセスを守るべきだ。もし、引き続きインターネット上で章氏の名誉を傷つけるのであれば、法的手段によって章氏の法的な権益を守る」とした。

 章氏は、「互いに望んで、一切の強制など無い状況で性行為をしたので、その日は二人とも楽しかった。性行為の最中に彼女は電話を受けているが、もし嫌だったら、なぜ、電話で助けを呼ばなかったのだろう?しかも翌日も警察に通報をしていない」と反論した。

 これに対し、暁さんは「警察に通報しようと思ったことはあるが、知り合い同士の場合は立件されにくい。精神状態も不安定だったので通報しなかった」という。当時に身に着けていた下着を持っており、性的行為に及んだ物的証拠だとしている。

 事件後、精神的に不安定となったという暁さんだが、友人らの励ましによって限定的な範囲で事件を公表したが、「章氏は次々と威嚇する内容のメールを送ってきた。誹謗中傷だと威嚇し、弁護士を従えて職場までやってきた」と主張している。(c)東方新報/AFPBB News