【7月30日 AFP】ネパールの航空当局は30日、同国発アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ行きの飛行機のパイロットが乗務前の検査でアルコールの影響下にあることが判明し、出発が10時間近く遅れたと明らかにした。

 飲酒が発覚したのはUAEの航空会社フライドバイ(FlyDubai)のパイロット。29日朝の離陸予定時刻まで1時間を切っているにもかかわらず、同パイロットが酒に酔っているようだと乗務員らが空港当局に通報した。

 カトマンズ(トリブバン)空港(Tribhuvan International Airport)の空港長はAFPに対し、「呼気検査でパイロットの飲酒が示唆され、医師による検査でその事実が確認された」と語った。当局は、パイロットの国籍は明らかにしていない。

 フライドバイ側にも検査結果が報告され、他のクルーが到着するまで出発は延期された。乗客154人を乗せた同機は結局、別のパイロットが操縦したという。(c)AFP