【7月26日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は25日、米カーソン(Carson)で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がPK戦の末にACミラン(AC Milan)に勝利した。

 1-1で90分を終えたスタブハブ・センター(StubHub Center)での一戦は盛り上がりに欠けたが、ユナイテッドでもっとも素晴らしいプレーを見せた選手はチリ代表のアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)だった。

 試合は前半12分にサンチェスが価値あるゴールを決めてユナイテッドが先制するも、その3分後、スペイン人MFのスソ(Suso)が得点してミランが追いついた。サンチェスは活気あるパフォーマンスを披露したものの、ユナイテッドはこれ以上のゴールを奪うことができず、試合はPK戦にもつれこんだ。

 PK戦では選手たちが立て続けに失敗し、両チームともキッカーが一巡するという異様なものとなり、最終的には9-8でユナイテッドが勝利した。サドンデス方式のPK戦では、アンデル・エレーラ(Ander Herrera)が2度目のキックを成功させてユナイテッドにリードをもたらすと、フランク・ケシエ(Franck Kessie)のチップキックはクロスバーを越え、ユナイテッドが勝利を手にした。

 欠場したダビド・デ・ヘア(David de Gea)とセルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)の代わりとして、この日ユナイテッドのゴールマウスを守ったジョエル・ペレイラ(Joel Pereira)は、PK戦で自身が見せたパフォーマンスが、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が率いるユナイテッドでの地位を勝ち取るのにつながればと期待している。

「18か月間にわたってこのチームにいるが、監督は私に対して誠意を持ち、信頼してくれている。監督自身も私にプレーしてほしいと考えており、それが私にとってふさわしいことだと彼は分かっている」 (c)AFP