【7月25日 AFP】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は25日、上院外交委員会での質問に答え、北朝鮮は今も核物質の生産を続けていると証言した。1か月半前には、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が北朝鮮による核の脅威は終わったと述べていた。

 ポンペオ長官は席上、北朝鮮の非核化に向け「進歩はしている」と強調し、トランプ大統領は「先行きについて楽観的だ」と述べた。

 一方、同長官は、トランプ大統領は「米国を脅かしてきた主要な機構が存続していることに同意するだろう」とした上で、脅威が終わったとする大統領のコメントは「緊張が大幅に緩和されたということだと思う」と説明した。

 同長官は「われわれは辛抱強い外交に取り組んでいるが、これを際限なく長引かせはしない」と言明。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim-Jong Un)朝鮮労働党委員長の右腕、金英哲(Kim Yong Chol)党副委員長との「生産的」協議の中で、この立場を強調したと語った。(c)AFP