【7月25日 AFP】ラオス南部で建設中だった水力発電用ダムが決壊した事故で、鉄砲水により死亡した26人の遺体が収容されたことが分かった。救出活動の現場にいるタイ領事館員が25日、AFPに明らかにした。また同国首相は同日、131人が行方不明になっていると発表した。

 このタイ領事館員は、25日午後までに26人の遺体が収容されたことを明らかにし、「他にも17人が負傷し、病院に搬送された」と述べ、水位が建物の屋根にまで達していることで救助活動が阻まれていると説明した。

 その一方、トンルン・シスリット(Thongloun Sisoulith)首相は、同国では非常に珍しい、テレビ中継された記者会見に臨み、「131人が行方不明になっていると報告されている」と発表。「行方不明者は、全員ラオス人」だと付け加えた。(c)AFP