【7月8日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)で準々決勝に進んだロシア代表が7日、PK戦の末にクロアチアに敗れた。この敗退を、シリアでロシアが支援するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領と戦う反体制派のメンバーたちが、ソーシャルメディア上でもろ手を挙げて喜んでいる。

 シリア北部の反体制派支配地域の活動家はツイッター(Twitter)に「ロシアはクロアチアに叩きのめされ、W杯から追い出された。いつか彼らはシリアの人々によってシリアからも追い出されるだろう」と投稿した。

 在外シリア人を中心とする反体制派組織「シリア国民連合(National Coalition)」のメンバーも「ロシア人たちを嘆かせ、シリア人やアラブ人たちに喜びを与えてくださった神を褒めたたえよ」とツイートした。

 ロシアはシリア内戦が4年目に突入した2015年、アサド政権側に立って軍事介入し、国内の広範囲にわたる地域を反体制派やイスラム過激派から奪回するのを手助けした。(c)AFP