【7月7日 AFP】サッカーベルギー代表のロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督は、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の準々決勝で通算5度の優勝を誇るブラジルを見事に撃破した選手たちについて、母国の「英雄にふさわしい」と称賛した。

 6日に行われた大一番の前半、赤い悪魔(Red Devils、ベルギー代表チームの愛称)はカウンター攻撃でブラジルを引き裂くと、後半もどうにか踏みとどまって見事に2-1で逃げ切った。マルティネス監督は試合後、「彼らは本当によくやってくれた。素晴らしい闘志を見せてくれた。彼らは1分たりとも諦めたりしなかった」と選手をたたえた。

「ブラジルは素晴らしい才能と戦略を持ったチームで、こちらが圧倒されてしまうことを認識しておかなければならない。しかし、われわれはそれを許さなかった。1分たりとも彼ら(選手)は諦めたりしなかった。選手たちはベルギーの英雄にふさわしい。見事に戦術を実行してくれた。これは特別なこと。われわれはベルギー国民を失望させるわけにはいかない。ブラジルに勝ったことをこの先の世代に受け継いでいく」

 ベルギーは10日にサンクトペテルブルク・アリーナ(St. Petersburg Arena)で行われるフランスとの準決勝で、母国史上初の決勝進出を目指す。(c)AFP