【7月7日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は6日、準々決勝が行われ、フランスはラファエル・バラン(Raphael Varane)とアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が得点を記録し、ウルグアイを2-0で退け、準決勝進出を果たした。

 フランスのW杯4強入りは2006年ドイツ大会以来となり、サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で10日に行われる準決勝では、ベルギー対ブラジルの勝者と対戦する。

 フランスは前半40分、グリーズマンのFKをバランがヘディングでうまく合わせ、意外な選手が先制点を挙げた。代表通算3得点目を記録したバランは、ドイツに敗れた4年前のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準々決勝で失点に絡んだことで大きな批判を浴びており、今回の得点でその雪辱を果たした。

 一方、フランス陣内のペナルティーエリアになかなか入れずにいたウルグアイだが、バランの先制点から4分後、FKにマルティン・カセレス(Martin Caceres)が頭で合わせるとボールはゴールラインを越えるかに思われたが、フランスのGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)が素晴らしいセービングを披露し、同点に追いつく機会を逃した。

 そして迎えた後半16分、フランスはグリーズマンがウルグアイのGKフェルナンド・ムスレラ(Fernando Muslera)のミスを誘発させて追加点を挙げた。普段は頼りになるGKのムスレラだが、18.2メートルの距離から放たれたグリーズマンのシュートに動揺し、対応できなかった。このゴールはグリーズマンにとって大会3得点目になるが、PK以外での得点は今大会初めてとなった。(c)AFP