オーストラリアの爬虫類、7%が「絶滅寸前」 IUCN報告
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■「脅威の猛襲」
他方でIUCNは、気候変動も爬虫類に大きな打撃を与えているとして、豪クイーンズランド(Queensland)州の最高峰バートルフリア山(Mount Bartle Frere)の頂上部にのみ生息する低温に適応した、長い尾を持つトカゲのバートルフレア・クールスキンクを例に挙げている。
このトカゲは現在、レッドリストの「危急」に分類されているが、平均気温の1度上昇が「30年以内にその生息数の50%減少を引き起こす可能性が高い」と、IUCNは警告している。
このトカゲは現在、レッドリストの「危急」に分類されているが、平均気温の1度上昇によって「30年以内にその生息数が50%減少することも大いに考えられる」と、IUCNは警告している。
危機に直面している生物種は、オーストラリアの爬虫類だけではない。レッドリストに掲載されている世界の動植物は現在9万3577種に上り、うち2万6197種が絶滅の危機に陥っている。
インガー・アンダーセン(Inger Andersen)IUCN事務局長は、「5日発表のIUCNのレッドリスト最新版は、地球の生物多様性が直面している『脅威の猛襲』を浮き彫りにしている」と警鐘を鳴らした。
IUCNは、日本のミミズ3種も現在絶滅の危機に直面していると指摘しており、第2次世界大戦(World War II)と2011年の福島原発の爆発事故による放射性降下物をその原因として挙げている。(c)AFP/Nina LARSON