【7月2日 CNS】中国・国家博物館(National Museum of China)で、「江口沈銀——四川(Sichuan)彭山(Pengshan)江口(Jiangkou)古戦場遺跡考古成果展」が始まった。同展は、四川省眉山市(Meishan)彭山区江口鎮にある江口古戦場遺跡発掘調査のの考古学的成果を中国で初めて展示するもので、同博物館が全国で実施するシリーズ展の初回でもある。

 四川彭山江口古戦場は2017年の中国全国十大考古学の新発見の一つとされ、4万2000件を超える文化財を発見し、明・清朝時代の重大な考古学的発見だ。

 明朝末期の農民反乱軍の指導者だった張献忠(Zhang Xianzhong)は1646年、部隊を率いて成都(Chengdu)を出発、岷江(Min River)沿いに南下し、彭山江口の付近に至ると、明朝の楊展(Yang Zhan)将軍の襲撃に遭遇。船は火を放たれて沈没、大量の財宝が川底に沈んだ。今回展示されている文化財は約500点を数え、江口古戦場遺跡の考古学的成果を余すところなく見せている。(c)CNS/JCM/AFPBB News