【6月26日 AFP】国営シリア・アラブ通信(SANA)は26日未明、首都ダマスカスの国際空港付近にイスラエルのミサイル2発が撃ち込まれたと報じた。詳細については伝えていない。

 英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表はAFPに、イスラエルのミサイルが同空港近くにあるレバノンのイスラム教シーア(Shiite)派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)の武器庫に命中したと述べた。ただ、大きな爆発は起きなかったという。

 ラフマン氏は、シリアの防空システムは迎撃に失敗したとも指摘した。

 イスラエルは、自国の安全保障にとって脅威だとして、隣国シリアでイランが軍事プレゼンスを増していることに警告を発してきた。(c)AFP