【6月24日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているアルゼンチン代表ハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)は24日、メディアでチーム内の混乱が報じられているが、選手とホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督の間に緊張状態にはないと主張した。グループD第2戦でクロアチアに0-3で敗れたことを受け、58歳のサンパオリ監督は大会期間中の解任がうわさされている。

 マスケラーノは「監督との関係はいたってノーマルだ」と報道を一蹴した上で、「彼と話をして不快に感じることも当然ある。もしそれがなければばわれわれは偽善者だ」と述べた。

「予想外な状況に置かれていることは理解している。最高の状態で試合を迎えられるよう、僕らは一致団結し、意見を出し合い、チームにとってポジティブなことすべてをやらなければならない」

 クロアチア戦後にグループリーグ敗退の瀬戸際に追い込まれたアルゼンチンだが、決勝トーナメントに進出するためには、26日のナイジェリア戦で最低でも勝利する必要がある。サンクトペテルブルク(St. Petersburg)でナイジェリアに勝利した場合、同日の試合でグループ首位のクロアチアがアイスランドに負けさえしなければ、D組2位でベスト16入りすることができる。

 アルゼンチンサッカー協会(AFA)のクラウディオ・タピア(Claudio Tapia)会長は22日、追い詰められたサンパオリ監督と面会し、指揮官への支持を表明している。  

 ナイジェリアとのグループ最終戦では、クロアチアとの試合で致命的なミスを犯したGKウィルフレッド・カバジェロ(Wilfredo Caballero)に代わり、フランコ・アルマーニ(Franco Armani)がゴールマウスを守るものとみられている。また、指揮官は3バックからアルゼンチン伝統の4バックへの切り替えを検討しているという。(c)AFP