【6月26日 MODE PRESS WATCH】「ショーメ(CHAUMET)」は、東京都千代田区の三菱一号館美術館にて、238年に及ぶブランドの伝統と歴史を紹介する日本初の美術展「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界-1780年パリに始まるエスプリ-」を開催する。期間は、6月28日~9月17日まで。

「ショーメ」は、自然に美を見出す絵画様式「印象派」が生まれたのと同じ19世紀半ば以降にジュエリーの制作を始め、初代フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte、ナポレオン1世)や皇后ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(Joséphine de Beauharnais)を筆頭に、ヨーロッパ各国王室の御用達ジュエラーとして“自然”をテーマに数多くのジュエリーを手がけてきた。仏・パリのヴァンドーム広場(Place Vendome)に軒を連ねるジュエラーの中で、同ブランドはもっとも長い歴史を誇る。

 本展覧会では、メゾンのシンボルでもあるダイヤモンドのティアラをはじめ、ネックレス等の宝飾品、アーカイブピースやデザイン画など、約300点を展示。未発表の歴史的なデザイン画や写真なども含まれる。ルーブル美術館名誉館長アンリ・ロワレット(Henri Loyrette)監修の下、18世紀後半から現代まで、238年におよぶ「ショーメ」の伝統と歴史を紹介する日本初の美術展となる。フィナーレでは日本とブランドの深い関わりに触れ、現代のクリエーションに至るまでの、芸術作品における二つの文明に共通する文化的影響が捧げられている。皇帝ナポレオン1世より贈呈された教王ピウス7世(Pius VII)の「ロイヒテンベルク」のティアラや、創業当初より大事にしてきた「自然主義」のテーマを体現した作品の一つである、ハチドリのエグレットなど、ロマン主義、ジャポニスム、アール・デコといった芸術潮流との対話の中てで洗練された作品群に注目だ。

 また日本へのオマージュを込めて特別に制作された、日本の春から着想を得た新作ハイジュエリー「レ モンド ドゥ ショーメ」コレクション シャン ドゥ プランタン」6点も美術展と同時に発表される。装飾芸術の傑作と称される数多くの作品に寄り添い、伝統を重んじながらも、今なお革新性を追求し続けている「ショーメ」の世界をぜひ体感してみて。

■展覧会概要
「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界-1780年パリに始まるエスプリ-」展
期間:6月28日~9月17日
場所:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
月曜休館 ※7月16日、9月10日、9月17日および、トークフリーデーの7月30日、8月27日は開館
観覧料:一般1,700円(1,500円)/高校・大学生1,000円/小・中学生500円
※( )内は前売料金

■関連情報
・ショーメ 公式HP:www.chaumet.jp
・ショーメ Facebook:www.facebook.com/chaumet.japan
・ショーメ Instagram:instagram.com/chaumetofficial/
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