【6月23日 東方新報】マンションの一室を購入し、24時間空調完備の猫専用の部屋に。たいていの人にとっては、理解しがたい行為ではないだろうか。

　中国・湖北省（Hubei）武漢市（Wuhan）東西湖区（Dongxihu）のマンション内で、猫をめぐるご近所トラブルがこのほど明らかになった。猫専用部屋で7匹の猫を飼っている主人は、正当な権利だと主張していて、地元警察が介入する騒ぎになっている。

「猫部屋」の隣に住む夏さんによると、同じフロアには計7世帯の家族が住んでいるが、このうちの1世帯の住人が3か月前、「キツネ」を飼い始めたという。

「部屋には大きなケージがいくつか並べられていて、キツネを数匹飼育していた。飼い主は毎日、キツネのために高級えさやミネラルウォーターを購入し、えさをやり終えると部屋から出て行く。飼い主は、この部屋には住んでいないようだ…」と夏さんは言う。

　この部屋のドアがひとたび開くと、同階一帯は強烈な臭いが立ち込めるという。

　別の住民の話では、この部屋の面積は約40平方メートルで、部屋に住んでいた住人が昨年、今の飼い主に転売したそうだ。

 マンションの管理者である李経理によると、住民から多くの苦情が相次いでおり、何度も連絡を取って注意しているが、飼い主側の回答は「自分で購入した部屋だ。どのように使おうが自己の権利だ」と主張する。