【6月10日 AFP】アルゼンチンサッカー協会(AFA)は9日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)に臨む23人に、膝のけがで離脱したMFマヌエル・ランシーニ(Manuel Lanzini)に代わって同国1部リーグのリーベル・プレート(River Plate)でプレーする32歳のエンソ・ペレス(Enzo Perez)を追加招集したことを発表した。

 ランシーニは8日の練習中に右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂する大けがに見舞われた。イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)に所属する25歳は、この夏のリバプール(Liverpool FC)への移籍もうわさされていたが、これで長期離脱が確実になっている。

 代表としても、ホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督はランシーニを先発として計算していただけに、大きな打撃となった。代表の中盤では、同じく主軸のルーカス・ビリア(Lucas Biglia)とエベル・バネガ(Ever Banega)にも軽い打撲の症状がある。

 追加招集されたペレスは、スペインのバレンシア(Valencia CF)やポルトガルのベンフィカ(Benfica)などでプレーした選手で、前回ブラジル大会(2014 World Cup)でもメンバー入りしてドイツとの決勝にも先発した。

 アルゼンチン代表は、9日遅くに合宿を張っていたスペインのバルセロナを離れ、14日に開幕するW杯に向けてロシア入りした。過去に2回世界チャンピオンに輝いているアルゼンチンは、アイスランド、クロアチア、ナイジェリアと同じグループDに入っている。(c)AFP