【6月7日 AFP】17-18NBAファイナル(7回戦制)は6日、米オハイオ州クリーブランドで第3戦が行われ、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が43得点の活躍を見せた前年覇者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)がクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を110-102で下し、直近4シーズンで3度目のNBA制覇へ王手をかけた。

 この日の白星でウォリアーズはシリーズの戦績を3勝0敗としており、8日の試合で勝利すれば2007年のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)以来となるスイープでの王座獲得となる。

 これまでに0勝3敗から逆転でプレーオフのシリーズを制したチームは存在しないが、キャバリアーズは2016年に1勝3敗からウォリアーズを破り、NBAファイナルの歴史に残るカムバックを見せている。

 プレーオフでのキャリアハイとなる43得点に加えて12リバウンド、7アシストを記録したほか、残り49秒の場面でリードを106-100とする3ポイントシュートを決め、チームの勝利を決定づけたデュラントについて、ウォリアーズのスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は「彼のプレーは最高だった。彼以外では誰にも決められないと思うようなシュートもあった」とたたえた。

 一方、33得点、10リバウンド、11アシストの数字をたたき出したキャバリアーズのレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、タイトル獲得へ向けて新たな打撃を受ける形となった。

 キャバリアーズはインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)と対戦した1回戦の初戦を落として以降、ホームで行われた今プレーオフでは8連勝中だったが、この日の結果、デュラント加入後のウォリアーズとの直接対決の戦績を2勝10敗に落としている。(c)AFP/Jim SLATER