茶に漂う香りと情熱 福建で代々伝承するジャスミン茶作り
このニュースをシェア
【6月9日 CNS】5月の太陽が照りつける暑い日、記者は中国・福建省(Fujian)福州市(Fuzhou)倉山区(Cangshan)の湖畔にある古い民家の扉をたたいた。少しして、扉が開き、ジャスミンの香りとともに、「福州ジャスミン茶名人」の高愈正(Gao Yuzheng)氏が顔を見せた。
「暑いね、ジャスミン茶でも一杯どうぞ」
ジャスミン茶は、別名「ジャスミン香(こう)」とも呼ばれる。茶葉にジャスミンの香りを染み込ませ、茶の香りとジャスミンの花の香りを融合させた上品な香りは、「天下一の香(こう)」と誉れ高い。
福州はジャスミン茶の発祥の地で、千年近い歴史がある。茶葉に花の香りを染み込ませる伝統的な「染香」技術は、福州のジャスミン茶文化を形作る重要な構成要素の一つで、2014年10月に中国の無形文化財に指定された。
高氏の自宅に一歩足を踏み入れると、いたる所に製茶用の道具が置いてあった。高氏は慣れた手つきで茶をたてると、息子の高時祥(Gao Shixiang)氏を呼び入れ、「今日は火曜日、ジャスミン茶への思いを友人たちに伝えたい、俺が言うから発信してくれ」と言った。
中国語で火曜日は「周二」といい、福州の方言では「二」の音とジャスミン(茉莉)茶の「莉」の音が同じで、このゲンを担いで高氏親子は毎週火曜日に、ジャスミン茶に関する話題を友人たちと共有しており、この習慣はもう何年も続けてきている。
「我が家は茶を作るところであり、ジャスミン茶は生活の一部だ。私も、息子も、福州ジャスミン茶を伝承していくために頑張りたい」と愈正氏。
ニュース提供社について