スティーブンズが全仏4強、友人キーズとの準決勝にも「普通」
このニュースをシェア
【6月6日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は5日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第10シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は6-3、6-1で第14シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)に勝利した。準決勝は友人である第13シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)との顔合わせとなったが、スティーブンズは、二人の関係は今まで通り変わらないと話している。
対戦相手のカサキナは、4回戦で世界ランク2位のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)に圧勝していたが、スティーブンズは冷静に勝利を収めた。度重なるけがもあって、2017年の途中には世界ランクを957位まで落としたスティーブンズだが、それからわずか6週間後の全米オープン(US Open Tennis Championships 2017)で四大大会(グランドスラム)初制覇を達成し、そして今回、自身3回目のグランドスラム4強入りを果たした。
準決勝では、ユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)を7-6(7-5)、6-4で退け、自身初の大会ベスト4入りを果たしたキーズと対戦する。これは昨年の全米決勝と同じ顔合わせで、そのときは6-3、6-0で快勝を収めたスティーブンズが大会女王に輝いた。
スティーブンズはキーズとの対戦について「コートに出たら、そこからは勝負の時間。だけどその前は、変な感じになったり、ぎこちなくなったりすることもなく、うまくやると思う。お互いに変なことをしたりとか」とコメントした。
「今から彼女を探さないと。すごく面白い話を仕入れたから、教えてあげたくて。これからトレーニング室にいないか見に行くつもり」「ええ、すべて普通のままだと思う。そしてコートに出たら、そこからは勝負。戦いの時間。だけどその前は、今までと同じ2人の女の子だと思う」
全仏の女子シングルスで、4強に米国勢が2人残るのは2002年のウィリアムス姉妹以来となる。そのときは両者ともに決勝まで勝ち上がり、準決勝でジェニファー・カプリアティ(Jennifer Capriati、米国)を撃破したセレーナ(Serena Williams)が姉のヴィーナス(Venus Williams)を倒して優勝した。
スティーブンズは「米国の選手2人が全仏の準決勝に出るのは、かなりすごいことだと思う。つまり1人は決勝に出られるわけで、それもまた夢みたいなこと。全体的に見て、誰にも文句は言えない結果だと思う」と話した。
準々決勝のもう一方の山では、大会を2回制しているマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、2016年大会女王のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)と対戦。世界ランク1位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)はグランドスラム優勝2回の実績を持つアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を迎え撃つ。(c)AFP/Jed Court