グアンタナモ湾米軍収容所、被収容者の高齢化進む
このニュースをシェア
■車椅子用スロープ
グアンタナモに収容されているなかで最も悪名高き人物は、米同時多発攻撃の首謀者とされるハリド・シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)被告(53)だろう。2003年に拘束された時点で蓄えていた黒いひげはすっかりグレーが混ざるようになり、今ではオレンジ色に染めている。事件の共謀者の一人、ラムジ・ビナルシブ(Ramzi Binalshibh)被告もここに収容されている。ビナルシブ被告の弁護人ジェームズ・コネル(James Connell)氏は、高齢化する収容者のためのいくつかの改善点に注目しているとしている。
コネル氏はAFPの取材に「弁護士と依頼人の面会スペースの一部には、今では車椅子用スロープが付いている」と説明。トイレにも座席から立ち上がる際に助けとなる設備が設置されたと話したが、「必要とされる多くのものが(まだ)施されていない」ことを指摘した。
赤十字国際委員会(ICRC)は毎年4回ほど同収容所を訪れ、施設が基準を満たしているかを確認し、収容者の処遇についても評価している。
ホワイトハウスの政策声明は、グアンタナモ収容者の変化しつつあるニーズについて想定を詳述していないが、高齢の収容者は、その置かれている環境から加齢に伴う慢性的な疾患にかかりやすい。これらの疾患には心不全、糖尿病、認知症、肝疾患が含まれる。