【5月29日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は28日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は7-6(7-2)、6-1でダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)を退け、2回戦進出を決めた。

 今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)を制したウォズニアッキは、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では過去に一度も準決勝に進出したことがないが、第2セット以降は同大会初出場のコリンズに対して付け入る隙を与えなかった。

 今大会で優勝すると、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を抜いて世界ランキング1位になる27歳のウォズニアッキは次戦、3回戦進出をかけて予選勝者のジョルジーナ・ガルシア・ペレス(Georgina Garcia、スペイン)と対戦する。

 一方、元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は5-7、5-7でカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)に敗れ、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)以来となる四大大会(グランドスラム)復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

 息子の親権争いで昨シーズンの大半を欠場したアザレンカは、どちらのセットも第12ゲームでブレークを許し、世界54位のシニアコバに屈した。現在のランキングは84位に落ちているアザレンカだが、自身は再びトップに返り咲けると信じていると話しており、試合後には「それに関して疑いはない。きょうではなかったかもしれないが、自信はある」とコメントしている。

 また、ウィンブルドンで2度の優勝を誇る第8シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は、コート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)で苦戦を強いられながらも、ベロニカ・セペデロイグ(Veronica Cepede Royg、パラグアイ)を3-6、6-1、7-5のフルセットで下している。(c)AFP/Jed Court