【5月29日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は28日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第21シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-2、7-5でソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)を下し、初戦突破を決めた。

 今大会で四大大会(グランドスラム)の初シードがついた大坂は、第2セットで一時1-5とリードを許したが、最後の27ポイントのうち24ポイントを獲得する巻き返しを見せ、ザリナ・ディアス(Zarina Diyas、カザフスタン)と顔を合わせる2回戦へ駒を進めた。

 今シーズンの大坂は、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)でグランドスラムでは自己最高となる4回戦進出を果たすと、続くBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)で優勝するなど、大舞台でも恐怖心が消えている。

 今大会ではすでに、前年覇者のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)やグランドスラム通算7勝のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)ら同じ山に入っている選手が敗退しているが、現在20歳の大坂本人はあまり先を考えないようにしていると話している。

「自分の中で集中している時にベストのプレーができていると感じる。もっと若い時は最高のウイナーを全部決めて観客の人々を楽しませないといけないと思うところもあったけど、年を重ねるにつれて、勝ち方を理解していることが、より重要になってきたと感じる。それがたとえ最低限のプレーだったとしても」 (c)AFP/Dave JAMES