【5月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)に所属するウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が、米メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)に加入することで「基本合意」に達したと、10日に複数のメディアが報じた。同クラブは今季7試合を終えて勝ち点5にとどまっており、東カンファレンス最下位に沈んでいる。

 昨年マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からエバートンに復帰していた32歳のルーニーは、わずか1年で少年時代から過ごした古巣を離れる可能性が浮上している。MLSの移籍市場が開くのは7月であるものの、同選手はD.C.ユナイテッドと移籍金1250万ポンド(約18億5000万円)で2020年まで契約すると伝えられた。

 ユナイテッド時代にルーニーを指導したジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、「MLSでは、いつもアイコン的な選手が最後のキャリアを過ごすことになる。スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)、フランク・ランパード(Frank Lampard)、パトリック・ビエラ(Patrick Vieira)もしかり、そして今度は、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)とウェインだ。彼が楽しむことを望んでいる」と述べた。

 一方、エバートンのサム・アラダイス(Sam Allardyce)監督は先日、イングランド代表とユナイテッドの歴代最多得点者であるルーニーに、クラブとの最終年となる来季の契約を全うしてもらいたいとし、英ラジオ局「トークスポーツ(talkSPORT)」に対して、「ウェインが中国か米国など、海外に行くといううわさが出ている。エバートンを離れることは、彼にとって重大な問題であるはずだ」とコメントした。

 先月行われたリバプール(Liverpool FC)とのマージーサイド(Merseyside)ダービーで途中交代した際、ルーニーはアラダイス監督に不満を訴えていたが、話し合いを持った末に両者は和解していた。

 わずか16歳でエバートンのトップチームに彗星(すいせい)のごとく現れたルーニーは、今季の公式戦でチーム最多の11得点を挙げているものの、昨年12月18日を最後にゴールから遠ざかっている。また、チームに創造性をもたらすというアラダイス監督の方針で今季後半からは中盤で起用されており、その影響で持ち味を生かせず、フラストレーションが高まっているとみられている。

 エバートンとルーニーの代理人はコメントを控えており、D.C.ユナイテッドの情報筋も同選手に関する臆測については明言を避けている。(c)AFP