【5月3日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が2日、全仏オープンテニス(French Open 2018)開幕までの復調に自信を示した。

 この日、母国の首都ベオグラードで全仏オープンとウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)について報道陣から質問を受けたジョコビッチは、「今はとにかく体調面を改善することに尽きる」とした上で、「もうすぐ物事はおのずと整理されると思うし、今後数週間で良い結果が得られることを願っている」と語った。

 2016年のローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)を最後に四大大会(グランドスラム)タイトルから遠ざかっているジョコビッチは、前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2018)でも初戦敗退。当時世界ランク140位のマーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)に苦杯をなめたが、今回の敗戦は以前ほどショッキングではないかもしれない。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で4回戦敗退を喫した後、スランプと相まって約2年間にわたり悩まされてきた右肘に手術を受けた30歳のジョコビッチは、故障は治り、ここ1カ月は痛みなくプレーすることができているとしており、「まだ最高のレベルでテニスを続けたい。モチベーションは非常に高いし、常に高みを目指す姿勢は変わっていない」と付け加えた。

 また、4月には長年にわたり自身を指導してきたマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏と再びタッグを結成し、輝かしいキャリアの復活へ期待が高まっているジョコビッチは、以前よりダウンしてしまった自信は「内容のある試合をいくつかこなしたり、良い大会を1つでも送れたりすれば、間もなく」戻ってくるとしたうえで、「自分を信じている」と続けた。(c)AFP