【4月28日 AFP】サッカーブラジル代表FWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の担当医が27日、右足のけがで2月を最後に実戦から遠ざかっている同選手は、回復に向けて懸命に取り組んでいるとし、今夏に控えるW杯ロシア大会(2018 World Cup)までには復帰できるとの見通しを示した。

 ネイマールの手術を担当したロドリゴ・ラズマール(Rodrigo Lasmar)氏はこの日、ブラジルのニュースサイトGloboesporte.comに対して「ネイマールは可能な限り最高の形で回復している」「彼は一生懸命取り組んでいるし、準備万端でW杯のトレーニングに臨めると見込んでいる」と語った。

 現在は母国ブラジルのリオデジャネイロで回復に努めているネイマールは先週、先月3日に受けた手術の最終チェックが5月17日に予定されているとして、少なくとも同日までにピッチに戻って来ることはないと話していた。

 これにより、所属するフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の今季最終戦は5月19日に予定されているため、同クラブでのシーズンは事実上終了となっていたが、6月14日から7月15日にかけて開催されるW杯出場に向けては順調に進んでいた。

 また、ブラジル代表は来月21日から同27日にかけて同国テレゾポリス(Teresopolis)で合宿を行う予定となっているが、これまでピッチから離れているネイマールについてラズマール氏は、W杯の準備期間は少なくとも別メニューでの調整が必要だとしている。

 現在26歳のネイマールは、チームが3-0でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に勝利した2月25日の試合で右足を骨折したが、先週には今まで以上の状態で復帰し、ブラジル代表としてW杯制覇を目指したいと楽観的な考えを示していた。(c)AFP