【4月2日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは1日、第32節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は3-1でチェルシー(Chelsea)を破り、リーグ戦では28年ぶりとなる対チェルシー戦でのアウェー勝利を収めた。マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、この試合で2得点の活躍をみせたデレ・アリ(Dele Alli)の才能に疑いはないと強調し、若くして成功を収めたことが状況を難しくしていると述べた。

 守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)の判断ミスもあってアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)に先制ゴールを許したトッテナムだったが、クリスティアン・エリクセン(Christan Eriksen)の強烈なミドルシュートで前半終了間際に追いつくと、後半にはアリが連続ゴールを決めて試合の主役となり、見事な逆転勝利を飾った。

 昨季22得点の成績を残したアリだが、今回の2得点でようやく2018年4得点目となり、高い期待に見合う成績を今季は残せていない。イングランド代表でもオランダ、イタリアと対戦した親善試合2試合でどちらもベンチスタートとなり、W杯ロシア大会(2018 World Cup)本大会のメンバー入りも確約されてはいない。

 ポチェッティーノ監督はアリについて、「デレのことはとてもうれしい。彼にとって厳しい時期が続いていたが、素晴らしい才能と個性を持った選手だ。それにふさわしい結果が出てとても満足している。素晴らしい才能の持ち主とはいってもまだ21歳だ。だけどわれわれはそれを忘れてしまう。彼はまだ21歳。期待が大きすぎるときがある」と語った。

 アリ本人はゴールを決めたあと、挑発的にチェルシーファンの目の前で喜びをあらわにしている。アリは「きょうのようなプレーを見せても、まだがっかりする人は必ず現れる。きょうみたいなプレーで何かを証明しなくちゃとは思わない」とコメントした。

 トッテナムはこれで来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権を争うライバルのチェルシーに決定的とも言える勝ち点8ポイント差をつけ、4位以内の確保に大きく前進した。しかもこの日は、エースのハリー・ケイン(Harry Kane)がピッチにいない中で3得点を奪取。ケインは終盤の途中出場で足首のけがから3週間ぶりに復帰し、15分ほどプレーした。

 ポチェッティーノ監督は「チェルシーに先制を許しながら、素晴らしい質の高さを見せ、順当な勝利を挙げることができた。トップ4に入れる好位置につけているし、シーズンの終わりにその位置を守ることがわれわれの目標だ」と話した。

 一方、チェルシーのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督の方は、トップ4フィニッシュの可能性が事実上消滅したことで、準決勝に勝ち残っているFAカップ(FA Cup 2017-18)の結果にかかわらず、退任へのカウントダウンが始まったようにみえる。コンテ監督は「私の仕事は働くこと。自分もスタッフも、一日24時間チェルシーのために働いていることはわかっている。あとはクラブが決断すべき部分だ。私が心配することではない」と話した。

 戦力補強が足りないと以前から繰り返し訴えているコンテ監督は、今いる選手たちはできる限りのことをやっていると考えている。監督は「そこは間違いない。みんな非常によく頑張っているし、中でも選手はよくチームに尽くしている。にもかかわらずこの順位というのは、少し心配すべきだと思う」とコメントした。(c)AFP/Kieran CANNING