「トランプに構うな」 米ポルノ女優、脅迫の過去明かす
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【3月26日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と不倫関係にあったと主張しているポルノ女優ストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんは、25日に放映された米CBSのインタビューで、2011年にトランプ氏との関係を口外しないよう脅迫を受けていたことを明かした。
トランプ氏との関係について口止めを約束した文書の無効を求めているダニエルズさんは、CBSの看板報道番組「60ミニッツ(60 Minutes)」に出演。トランプ氏と持っていたとされる関係について詳しく語り、2006年に1度、トランプ氏と避妊せずに性行為をしたなどと赤裸々に明かした。
さらに、2011年に同氏との関係の話をメディアに売ろうとしていたところ、駐車場で1人の男から脅されたことも暴露し、こう語った。
「男が近づいてきて、『トランプに構うな。話は忘れろ』と言ったの。そして身をかがめ、私の娘に目をやってこうも言った。『かわいいお嬢ちゃんだな。ママに何か起きたら困ったことになるだろう』」。
だが、ダニエルズさんはこの後もトランプ氏と連絡を取り合っていたという。トランプ氏が当時司会を務めていたテレビ番組「アプレンティス(The Apprentice)」にダニエルズさんを出演させようとしていると話していたことから、「ビジネス上の取引だと思った」と話した。
トランプ氏との関係を今になって告白した理由については、自らを被害者だと思っているわけでも、世界的に広がっているセクハラ告発運動「#MeToo(私も)」に参加しているわけでもなく、ただ事実をはっきりさせたかったからだと説明。
「自分がうそつきにされるのは受け入れられない」と強調した。
ダニエルズさんは2006年の米大統領選の直前、トランプ氏との関係を口外しない約束で同氏側の弁護士から13万ドル(約1360万円)を支払われた。この支払はトランプ陣営に対する違法な寄付に当たるとの疑惑が浮上している。(c)AFP