■「失いつつある利用者の信頼」

 全世界に20億人以上いるフェイスブック利用者のうち、どれほどの人数がアカウント削除の動きに賛同するかはわからない。

 だが創業期のフェイスブックに出資していた投資家、ロジャー・マクナミー(Roger McNamee)氏は、米公共ラジオ、ナショナル・パブリック・ラジオ(National Public Radio)のインタビューで、フェイスブックが利用者の信頼を失いつつあると語った。

 同氏は、「この問題では、利用者のプライバシーの権利が無神経に軽視され、フェイスブックに託されたデータに対する敬意ある配慮が欠けていた」と指摘。「何が起こっているのか正確には分からないが、フェイスブックのアルゴリズムとビジネスモデルに体系的な問題があり、悪者たちが罪のない利用者に被害を与えるのを許しているのではないかと懸念している」と述べた。 (c)AFP/Rob Lever