【3月16日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)で通算9度の世界王者に輝いた実績を誇るバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が15日、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)と新たに2年契約を結び、自身の去就に関するうわさを一蹴した。

 前回の契約は2018年末で満了になる予定だったロッシだが、カタールで開催される新シーズンの開幕戦を前に決まった今回の延長により、少なくとも2020年までWGPで戦うことが決まった。

 先月に誕生日を迎えた39歳は「2016年3月にヤマハとサインした時は、あれがMotoGPのライダーとしては最後の契約になるのではないかと思っていた」としながらも、「ここ2年間で現役を続行したいという結論に達した。レースやMotoGPのライダーでいること、そして何よりM1に乗ることが、自分を気持ち良くさせてくれるから」と語った。

 ヤマハで通算56勝を挙げているロッシは、昨シーズンは総合5位に終わるなど、2009年を最後に世界タイトルからは遠ざかっているが、今も最も人気のある選手とされている。(c)AFP/David HARDING