【3月15日 AFP】米ミネソタ州で、被告の女がユーチューブ(YouTube)に投稿する動画の撮影中に誤って恋人の男性を射殺した事件の裁判で、同州の裁判所は14日、男性を撃って致命傷を与えた罪で、被告に対し禁錮6月の判決を言い渡した。

 2人の子を持つ母親のモナリサ・ペレス(Monalisa Perez)被告(20)は昨年6月、厚い本を持った恋人のペドロ・ルイス(Pedro Ruiz)さん(22、当時)を拳銃で至近距離から発砲し、銃弾が本の中で止まる様子を撮影しようと試みたが、銃弾は本を貫通。ルイスさんは即死した。

 ペレス被告は昨年12月、検察との司法取引に応じて第2級殺人の罪を認めており、判決で服役期間の最後の3か月を自宅で過ごすことが認められた上、10年間の保護観察が言い渡された。

 ペレス被告は事件の前、ツイッター(Twitter)に「私とペドロでこれまでで一番危険な映像を撮影するかもしれない」「考えたのは彼で、私じゃない」と投稿していた。

 また家族や友人によると、当時ルイスさんはこの撮影についての話ばかりしており、おばが「やめなさい」と諭した時には「もっと多くの視聴者が欲しい」と語ったという。

 2人が登録したユーチューブのチャンネルは現在も残っており、投稿動画の全視聴回数は530万回に上っている。(c)AFP