【3月6日 AFP】第2次世界大戦(World War II)中に旧日本軍との戦いで沈没した米空母レキシントン(USS Lexington)の残骸が、オーストラリア東岸沖の珊瑚海(Coral Sea)で発見された。米マイクロソフト(Microsoft)の共同創業者ポール・アレン(Paul Allen)氏率いる探査チームが5日、発表した。

 残骸は4日、オーストラリア東岸から800キロ以上沖合の水深3キロの海底で、探査機「R/V Petrel」によって発見された。

 探査チームはレキシントンの残骸と、共に沈没した艦載機の一部を捉えた写真と映像を公開した。レキシントンは米軍が初めて建造した空母の一つ。

 艦載機は驚くほど状態がよく、機体の翼と胴体には米海軍の星のマークが確認できる。ある機体には米アニメのキャラクターのフィリックス(Felix the Cat)と、旧日本軍を撃墜したことを意味するとみられる小さな旭日旗が4つ描かれている。

 レキシントンと別の米空母ヨークタウン(USS Yorktown)は1942年5月4~8日、空母間の初の海戦である「珊瑚海海戦(Battle of the Coral Sea)」で旧日本軍の空母と戦った。(c)AFP