【3月5日 AFP】2017-18アルペンスキーW杯は4日、スロベニアのクラニスカゴラ(Kranjska Gora)で男子回転第11戦が行われ、この日優勝を飾ったマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が、自身7度目の総合優勝を果たした。

 29歳のヒルシャーは、総合2位につけるヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)に289ポイント差をつけ、順位をひっくり返されることはなくなった。クリストファーセンはスピード種目に出場しないため、シーズン最終戦となるスウェーデンのオーレ(Are)大会では最大で200ポイントしか獲得できない。

 W杯通算57勝目を挙げたヒルシャーは、「10年前にここでW杯初表彰台に上った。ある意味ではトップレベルでのスキー10年目を祝う形になったし、本当にありがたい」とコメントした。

 ヒルシャーは前日の大回転に続いて、回転でも自身通算5度目となる種目別優勝を飾っている。

 2本合計1分49秒22を記録したヒルシャーと1秒22差の2位にクリストファーセン、1秒61差の3位にラモン・ツェンヘウゼルン(Ramon Zenhausern、スイス)が続いた。(c)AFP