「配達先でごみ捨て頼まれ断れない」 中国で急成長、出前業界の裏側
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「お兄さん、帰るついでにゴミを捨てていってくれる?」
出前サービスの利用客の中には、配達以外のサービスを要求する人もいる。配達員の徐さん(男性、仮名)は心の中で、「なんで僕が」という言葉を飲み込み、かろうじて「いいですよ」と言ったという。
徐さんが働く配達サービスでは、利用客からクレームが入ると給料が引かれてしまうシステムがある。たいていの利用客は常識的だが、無理な要求をする利用客も一部にいるという。「配達員の態度が悪かった」などとクレームを言われないために、配達員は必死だ。
天候も配達員の給与を左右する。天気が悪いと、出前サービスを利用する人が増え、その分給料も増える。だが、寒さに耐えなければならず、道路が混雑したり滑りやすくなったりするため、危険も増える。
万が一の際に配達員に補償などを行う出前サービス会社は少ない。給与の未払いや、けがなどの問題が起きても何も補償されないのだ。
また、配達員自身に、自分を守るという意識が薄い点も問題だ。「お金が稼げればそれでいい。規則なんて気にしていない」と徐さん。入社した時も、契約書の中身に目を通さずにサインしたという。(c)東方新報/AFPBB News
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