700歳の木の根、米美術館のテーブルに 美術作家 杉本博司氏
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■「美術作家だから自由」
立体、インスタレーション、建築、パフォーマンスなど様々なジャンルともかかわりのある杉本氏にとって「空間を変容させること」は一種の習慣のようになっている。
近年は特にデザインと建築、料理店や個人住宅の内装や改修、そして自身が設立した小田原文化財団(Odawara Art Foundation)に力を注いでいる。
同財団の複合文化施設、江之浦測候所(Enoura Observatory)は昨年10月、東京から車で約1時間、箱根山外輪山を背に相模湾を見下ろす小高い丘にオープンした。
建築士の資格を持たない杉本氏は建築設計事務所、新素材研究所(New Materials Research Laboratory、東京)を共同で設立。同研究所を通じてさまざまなプロジェクトに協力してきた。ハーシュホーン美術館もその一つだ。
「私は今回、建築家ではなく美術作家として空間をデザインする仕事を受けた」と杉本氏は言う。「もし私が建築家としてこの仕事を受けていたら、たくさんの現地の規制に縛られたでしょう。美術作家だから私は自由なんです」 (c)AFP/Olivia HAMPTON