【2月8日 AFP】南米ベネズエラの選挙管理当局は7日、大統領選を4月22日に実施すると発表した。野党側はニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領が再選を図ってこの選挙を利用していると批判している。

 大統領選は当初、今年12月まで行われないことになっていたが、制憲議会が先に「4月末より前」に前倒しすることを決めていた。

 その後、選挙の日程をめぐって政府と野党連合が協議していたが決裂。全国選挙評議会(CNE)のティビサイ・ルセナ(Tibisay Lucena)議長が7日、4月22日の実施を発表した。

 野党連合は、マドゥロ政権になびいているとの批判もある最高裁の判断で統一候補者の擁立を阻まれており、複数の著名な反政権派の人物も出馬を禁じられている。そのため、マドゥロ大統領が選挙前の段階から不正行為を働いていると非難している。

 マドゥロ大統領は2期目の続投を狙っているが、経済失政などにより国民の支持は極めて低い。(c)AFP