■大きな賭け

 実績ではなく開催国として平昌五輪の出場権を獲得した韓国のアイスホッケー代表チームには、他に3か国の海外選手が登録されているが、朝鮮半島を五輪の融和ムードに包むための外交政策として、さらに北朝鮮の12選手が加わり、南北合同チームがつくられた。

 南北合同チームはアイスホッケーの強豪国である米国とは別のプールに入り、準決勝進出も難しいとみられているため、ブラント姉妹が試合で対決する確率は低い。それでも家族の中では対戦の可能性が話題になっているといい、マリッサは「私たちが直接対決することになったら両親はどちらを応援するのか、いつも冗談で話しているんです!」と明かした。

 マリッサは養子縁組について「素晴らしいこと」と話しており、「子どもたちが素晴らしい家庭を見つけて愛情を感じるために、養子縁組は大切なシステムだと思います。生みの母親が養子縁組をしてくれたことは、本当にありがたく思っています。その人が私にもっと良い人生を望んでくれたことに感謝しています」と語った。

 韓国にいる間、マリッサはアイスホッケーをするだけでなく、生みの母親に「ぜひとも」会いたいと口にしているが、知っている情報は少なく、それは大きな賭けになることは分かっており、「名前も知りません。知っているのはオリーブ色の肌で、丸顔ということだけです。だから、その人を捜し出すための手掛かりは、基本的に何も持っていないのです」と話した。(c)AFP/Hwang Sunghee