【2月6日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は5日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で先日廃止された「グリッドガール」に代わり、子どもをグリッドに立たせるという新たな構想を発表した。すでに一部のモータースポーツでは「グリッドキッズ」が起用されており、FIAはこの動きについて、レース前のセレモニーがファンにとってさらに身近なものになると話した。

 FIAのジャン・トッド(Jean Todt)会長は公式ウェブサイトで「F1はモータースポーツの最高峰であり、カートからF1に至るまでのジュニアシリーズに参戦しているすべての若手レーサーの夢だ。従って未来のF1王者たちがその夢に一歩近づくために、レース前のグリッドでヒーローたちの横に立つ機会を与えられることを喜んでいる」と述べた。

 2017年1月からF1の興行権を所有している米リバティメディア(Liberty Media)は、F1の魅力を拡大していくための改革に着手していくと表明しており、F1商業部門の責任者を務めるショーン・ブラッチズ(Sean Bratches)氏は先日、「グリッドガールを雇用することは、F1では数十年間にわたり行われてきたものの、こうした慣例はわれわれのブランド価値と共感するものではなく、現代の社会規範にそぐわないことは明白だ」と述べていた。(c)AFP