【1月29日 AFP】米一流誌ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)最新号の表紙を飾ったハリウッド(Hollywood)スターらの写真に、あるはずのない3つ目の手や脚が映り込んでいると、インターネット上で騒ぎになっている。

 同誌の「ハリウッド特集号」の表紙には、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)やオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)、トム・ハンクス(Tom Hanks)、ロバート・デ・ニーロ(Robert de Niro)、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)ら、映画界のそうそうたる面々が登場。

 臆面もなくリタッチが施されたこの一見完璧な写真に目を凝らすと、ウィザースプーンに脚が3本あり、1本を消し忘れたかのように見える。

 ウィザースプーン本人はツイッター(Twitter)上で、「とうとう皆に知られちゃったようね…私には脚が3本あるって。ありのままの私を、これまで通り受け入れてくれますように」と冗談を飛ばした。

 騒動はこれだけでは収まらなかった。著名写真家のアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)が同時に撮影し同号に掲載された別の写真には、今度は見間違いようもなくウィンフリーの手が3つ映っていた。自らの腰に当てた手と、隣にいるウィザースプーンの腰に回した手に加え、自身の膝の上に別の手が載っている。問題のこの写真は、現在同誌ウェブサイトから削除されている。

 これを受けて、ウィザースプーンに続きウィンフリーも「私はあなたの3番目の脚を受け入れる。だって私には分かっているもの、あなたが私の3番目の手を受け入れてくれるって」と軽妙に応じた。

 大女優らの冗談に救われたヴァニティ・フェアは、「ウィザースプーンに脚3本、というスクープだったら良かったのですが、残念ながらあれはドレスの裏地にすぎません」とやはりジョーク交じりに釈明。ウィンフリーの写真についても、「彼女が何もかもをたった2つの手でやり繰りしていると思えるでしょうか」とやはり同様のトーンで記したもののミスは認め、インターネット上の掲載分については修正中と明かした。

 一方、この特集記事の撮影には俳優のジェームズ・フランコ(James Franco)も参加していたが、米芸能誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)がヴァニティ・フェア関係者の話として伝えたところによると、「不適切行為の疑い」により表紙写真から消去されたという。

 フランコをめぐっては、先日ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)で主演男優賞を受賞した直後に、性的に不適切な振る舞いがあったとして女性5人から訴えられていると報じられていた。(c)AFP