【1月26日 CNS】中国・上海市(Shanghai)の地下鉄全線で20日から、携帯のQRコードを改札機にスキャンさせる精算方法が導入された。

 各駅にはQRコード対応の専用改札機が4台以上設置され、携帯電話の信号が無い状態や、運賃相当額がチャージ不足であっても、乗客は改札を通過後に支払うことができる。中国では、多くの都市の公共交通でQRコード精算を導入している。

 中国のモバイル支払い産業は、すでに世界的な模範となっており、関連産業も継続した利益を得ている。モバイル支払いは、個人に対して単に財布に代わる便利さを提供するだけでなく、社会が持つさらに大きな潜在能力を引き出しているとアナリストは分析する。例えば、モバイル支払いの蓄積が個人信用度として評価され、自分の携帯から融資や貸し付け、保険といった金融サービスなどにも応用されるかもしれない。(c)CNS/JCM/AFPBB News