【1月14日 AFP】17-18スペイン1部リーグは13日、第19節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は0-1でビジャレアル(Villarreal CF)に敗れ、同チームに本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で初めての白星を献上し、苦境のチームはさらなる転落の危機に瀕している。

 ゴールが遠かったレアルは、試合残り3分でパブロ・フォルナルス(Pablo Fornals)にGKをあざ笑うかのようなループシュートを決められ、首位を独走するFCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点16差を縮められなかった。バルセロナが14日のレアル・ソシエダ(Real Sociedad)戦に勝利すれば、差は19ポイントに広がる。

 さらに同日の試合でSDエイバル(SD Eibar)に1-0で勝利した2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点差は10に広がった。アトレティコは前半27分にケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)のゴールで先制すると、後半ロスタイムにはエリア内でのハンドが見逃される幸運もあり、バルセロナとの勝ち点6差を保った。

 3位バレンシア(Valencia CF)はゴンサロ・ゲデス(Goncalo Guedes)とロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)が得点を記録し、下位デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に2-1で勝利し、4位レアルとの差を8に広げた。一方、来季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権を目指すビジャレアルは、勝ち点31で暫定5位に浮上し、不調のレアルに勝ち点わずか1差まで迫っている。

 レアルは30本近い数のシュートを放ちながらも正確性を欠き、特に最前線のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は戦犯と言えるような出来に終わった。レアルとの契約を2020年まで延長したことを明かしたものの、解任への重圧が高まっているジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「負けるような試合ではなかった。われわれの方がチャンスを作っていたが、ボールがゴールに入ろうとしなかった」と語った。

「できることはすべてやったが、どういうわけかボールがゴールに入らなかった。選手を責めることはできない。良くない時期というだけのことだ」(c)AFP